一人の経営。会社の経営。

先週の土曜日、第24回リクリセミナー「一人の経営。会社の経営。」に参加してきた。リクリ自体は昨年の10月以来で、その後CSSオジサンを11月に主催してからはNodeSchool Osakaに2回ほど、今年ももう半分というところで最近は割と引きこもっていたほうだと思う。どうでもいいか。

で、内容はというとタイトルのとおり「経営」がテーマ。会計などの専門用語的な話はよくわからないが、フリーランスとして長く活躍されてきたこもりさんの生き方、そして会社を成長させるために経営者が考えていること、その一端を見ることができて参加してよかったと思う。

今のところフリーになるとか起業するといったことは考えていないが、たとえ会社員であってもこもりさんや野田さんが話されていたことで普段から意識したほうがよいことはたくさんあった。

いつどうなってもいいように制作の業務以外に収入源を作っておくこと。本の執筆などがそう。次に時間単価を上げること。同じ作業をするにしても1週間かかるものを3日でできればそこにベネフィットが生まれる。そして何もしなくても収入が得られる仕組みを作ること。アプリやブログなどで広告収入を得るとか、制作においては作った後の運用もやることでサポート費をもらうとか。

野田さんは、会社の経営理念を決めるのに大切なことは、「社会の困り事を明確化し、その困り事を解決するにはどうするか、そしてそれが解決したらどんな社会になるのか」を考えることだと。そのフレームワークに則っているかは別にしても、勤める会社の経営理念がなんであり、そこにどんな思いが込められているかを理解することは重要なことだと思う。制作の場面では前述のことばの”社会”を”クライアント”に置き換えて考えてもいいはず。

野田さんのお話からもうひとつ。会社はミッションとビジョンを定めて、そのビジョンのために投資するんだと。それを自分に当てはめたときに、見えてくるものがある。今の自分にはどんなミッションがあるのか、将来どうなりたいのか、そのなりたい将来のためにどんな投資が必要なのか。ちゃんと考えておかないといざというときに動けないし、気づけば日々はあっという間に過ぎてしまう。

以上、フリーランスでも経営者でもない一会社員による少し違った角度から見た感想でした。関係者のみなさん、ありがとうございました。